お別れの会では故人の形見を整理していきます。故人の残した財産や思い出の品を残された親族で形見分けを行い、故人の意思を引き継ぐためにも事前の仕訳は大切です。お別れの会の後に遺言書が見つかった際には、故人の意思を尊重していき適切な形見分けを進めることが出来ますが、特に遺書に相当する書類も無く、残された親族で形見分けを行う際には、事前に仕訳を行なっていくことが大切です。
形見整理を行うまでは故人の死亡届けの提出等、様々な手続きも伴っていきます。故人の残した遺産を証明するための通帳や保険証、不動産関係の権利証の所在は生前に明らかにしておくことが大切です。生前整理で行うのは、現金や有価証券に限らず、家電や宝石等の備品にも至ることでしょう。
家財道具の場合には、必要なものと不要なものを事前に仕訳をしておき、故人が亡くなった際に親族間で問題の生じないように準備をすることも大切です。故人の生前の付き合いも同様に貴重な財産にもなっていきます。お別れの会に於いて招聘する参列者のリストを事前に揃えておくことも忘れないように準備しておきましょう。
故人の形見を持つことで、親族に思い出が引き継がれていきます。問題の無い仕訳を心がけていきましょう。