日本では葬儀と言えば火葬を行うことが一般的ですが、世界には日本では考えられないようなユニークな葬儀方法が数多く存在します。ここではそんなユニークな葬儀方法をいくつか紹介してみることにします。最近注目されているのが宇宙葬と呼ばれるもので、小さな容器に入れた遺骨を宇宙に打ち上げるという画期的な方法です。
打ち上げる際にはもちろんロケットが使用され、死んでから宇宙に旅立つことができるロマンある方法で多くの人々から注目されています。アメリカで実施されていますが、日本ではロケットの代わりに風船を用いた宇宙葬を利用することが可能です。
次に紹介するのはジャズ葬です。ジャズの発祥地としてよく知られているアメリカのニューオリンズで行われてきた経緯があり、ジャズを演奏しながら死者を葬ります。アメリカに奴隷として連れてこられたアフリカ系アメリカ人によって支持されてきました。
ヴァイキング葬と呼ばれるものもあり、9世紀から11世紀にかけて北欧のヴァイキングの間で広がりました。船の中に遺体と副葬品を入れて埋葬するという方法ですが、現在では行われていません。ヨーロッパでキリスト教が広がるにつれて、行われることがなくなっていきました。